子供と大人の違い


皆さんは、疑問に思ったことはないだろうか?

「大人って、何だろう?」

「どういう振る舞いをすれば、どういう意識でいれば、それは大人と言えるのだろう?」

 

生物学的に言えば、繁殖能力を持てば大人であると言える。昆虫も、幼虫は繁殖することができない。成虫になって初めて繁殖できる。日本人も、民法では18歳以上が大人と決められている。だが、先の疑問では生物学的な意味合いではないだろう。社会学としての子供と大人の違いということだ。

 

どういう人間が大人であると言え、またどういう人間が子供のままであると言えるのだろうか。

 

実はおいらは、この質問に対する明確な答えを一つ持っている。それは・・・

 

「責任」

 

基本、大人は自由だ。何をしてもいい。だが、それをしたことによる結果に対する責任は、全部自分で取らなければならない。

子供であれば、やらかしたことに対しては、親または保護者が代わりに謝ってくれることが多い。だが、大人なら全部自分で責任を取らなければならない。そしてそれができるのが大人という事だろう。

例えば、お店で万引きをした場合、子供なら親が謝りに来るのではなかろうか。それに対する是非はともかく、大体親が謝り、それで今後の補償や警察などへの手続きの話になり、それでこの一件は終息する、だいたいこんな流れになるはずだ。

だが大人は、それは許されない。自分のしたことは自分で罰を受けなければならない。上の例でも、親が謝るという項目は削除されて、全部自分で責任を取る。刑罰ももちろん受けなければならないし、被害を受けた方に対する補償も自分でしなければならない。それができる人が大人だ。そして大半の人はそれがわかっているから、普通は悪いことはしないのだ。まあ事故などで図らずも加害者になってしまったりする場合もあるので、あくまでも「普通は」としているが。

ということは、それができない、人の行動はともかく、自分の行動をすべて親のせいにする、そういう人を「子供」と呼ぶのだ。そしてそういう人は大概、親でなくても他人のせいにする場合が多い。友達のせい、上司のせい、同僚のせい、部下のせい、環境のせい、職場のせい、業界のせい、政治のせい、社会のせい、etc.

 

だから精神的にも大人になりたいというのであれば、まずは親のせいにしない。自分の人生の責任は、すべて自分で取る。それが大人だ。そして、自分以外でそういう人を見かけたら、できるだけ距離を取ろう。関わってもマイナスでしかない。あなたの人生が良くなることなんて絶対にない。だからそういう人たちからは距離を取り、自分もそうならないように自分を見直して、他人のせいにしないように心がけましょう。そうすれば、あなたの人生は少しは良くなるかもしれない。

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